[Column] AI時代にクリエイターはどう生きれば良いのか。

※ トップ画像 運営元 FAKE SOUND STUDIO 様より拝借しております。※

こんにちは。
PalmTrees 長坂です。

今回はAI時代にクリエイターはどう生きれば良いのか。
になります。

※ クリエイターと言う単語は、正直好きではありませんが、便宜上そのように書いております。

目次

待て待て待て。普通に超かっこいい

きっとこのチャンネルの運営者様は30代後半〜40代前半の方で
2000年代のオルタナ、ロッキン、FUJIROCK、サマソニの初期時代に

これでもかと言う程、影響を受けた、同世代の方だろうと勝手に思っております。

と言うか、その世代の方でないと
40歳前後のおじさんに刺さるこの組み合わせは出来ないのではないでしょうか。

この方のAIの音楽を初めて聞いたのはこちらのソラニンでした。

と言うか、作業しながら聞き流しており、文字を見てなかったので

「珍しいアレンジだな。こんなバージョンあったのか」

正直、本人だと感じていました。

そしてYoutubeの履歴から探して
聞き返した時に「これAIで作ったの!?」と心底ビックリとなったワケです。

きっとこれは自分がミュージシャンじゃないから楽しく聞けるのかもしれない

素直に感動したので、ここ最近はこの方のだけではなく
AIで作られたカバー曲を聴きまくっています。

もちろん、所々、おかしいとこはありますが
普通に皆さんのアレンジが面白いし

音楽好きのリスナーとして純粋に楽しんでいます。

スターフィッシュの女性ボーカルって結構合うなと思うし
それこそラルクも女性ボーカル合いますよね。

ただ同時に思ったのは

“自分がミュージシャンじゃないから、楽しんで受け入れることが出来てる”

と言うこと。

もし自分がミュージシャン(ギタリスト、ベース等のプレイヤー)だったとしたら
多分受け入れることが出来ないのではないかとも思いました。

素人が撮った写真をAIで森山大道にされても…

弊社はと言いますか、私はAIをまだ仕事に導入出来てない(正直、あまり積極的ではない)ので
定かではありませんが

スマホで適当に撮った写真を生成AIに読ませ

「森山大道が撮ったみたいに良い感じに調整して」

と打てば、それっぽいのが絶対に出てくると思います。

そして仮にそれを見せられたとしても、何も思わないでしょうし

まず “受け入れる” と言う土俵に行けないと思っています。

それは自分が森山大道さんが好きで写真で始めた人間でもあるのと
こと写真においては自身がプレイヤーでもあるからだと思います。

ただこれはプレイヤー目線での話であって

受け取りてが(リスナーとしての今回の自分のように)

「これカッコいい!」

と言うのが時代の流れとなった場合

受け入れる、受け入れない、認める、認めないではなく
仕事のツール、インフラとして付き合っていくものになっていくのだと思います。

受託の仕事だけでは…

これはBtoBの一般的な受託案件の話としてになります。

つまり、写真を撮るだけ。映像を撮るだけ。
楽器を弾くだけ。メイクをするだけ。等々。

いちプレイヤーとしての仕事と言うのは
今後もっともっと厳しくなっていくのは、誰しもが肌感覚で感じてることだと思います。

それこそイラストレーターなんて(なんてと書いてしまい、すいません)
ほぼ無理ゲーと言っても過言ではないと思います。

・リテイクの費用も掛からない。
・こちらの意図が…など煩いことも言わない。
・月額費を払っていれば、◯◯風のイラストは五万と作れる。

良い悪いは別として、自分がディレクターだったら100%
フリーのデザイナー、イラストレーターに発注せずに

AIに作らせると思います。

これは写真の世界でもそうで

・カメラマンに煩いこと言われたくない
・先生と言われる方に気を使いたくない(弁当の手配とか、そうゆうのも含め)
・長時間の撮影現場がダルイ
・制作予算が無い

等々、仮に自分が社会人3年目くらいのディレクターで
AI使って良いと言われたら

・爽やかなで清楚な女性(黒髪ロング)。
・背景は青空(夏のキャンペーンなので強い日差しのライティング)
・服装は白いワンピースで麦わら帽子持たせて

などAIに指示し作ってもらい

それこそ、代理店、広告主がOK出したら
きっとそれが世に出てくる時代になるのだろうなと思います。

むしろ制作費、広告費、宣伝費を掛けたのに
起用女優のスキャンダル発覚で使えないとかも

AIが作った、それっぽい女優なら100%無いですし

逆にそっちが主流になる時代なんてのも
残念ながら、そう遠くない未来に来てしまうのかもしれません。

肉体労働だけが残るのか?

AIの発達により「ホワイトカラーとブルーカラーの逆転現象が」みたいな記事等を
良く目にしますし、耳にしますが

これはカメラマン世界にも思いっきり
当てはまってくると思います。

カメラマン世界のブルーカラーといったら
それこそBtoCの代表みたいな家族写真、エンゲージメントフォトであったり

撮影枚数とギャラが噛み合ってない
終日企業イベントのスナップ撮影であったり

今は全くやりたくない婚礼撮影であったり等々。

・被写体が絶対にその人でなければならないもの(新郎新婦であったり)
・そのイベント記録が、会社にとって超重要なもの(創立記念式典など)

それっぽい画像をAIに作らせるのではなく
実際のイベントの写真が真正性の証明として必要な場合などなど。

きっとそうゆう仕事は残っていく可能性が高いのだろうなと思います。

ただ企業系の写真であったり
オウンドメディア等のインタビュー記事などは
(弊社は多くやっておりますが…)

インタビュイーの方の写真をスマホで撮り

「会議室でインタビューを受けてる写真」

を数枚、生成してもらえれば記事上の必要なカットは
作れるでしょうし

・外注予算がない
・取材日から公開日までの時間がない
・カメラマン探すの面倒だからAIで作ろう

など、様々な理由である程度「お堅い」と言われてるジャンルでも
AIに変わっていってしまう可能性は十分にあるのだろうなとも思います。

それこそ

「コーラのキャンペーン広告で缶の背景は夕陽で」

みたいなのがあった場合

・缶の物撮り(カメラマン業務)
・背景画像の購入(ストックフォト等)
・合成作業(レタッチャー業務)

多分こうゆうのは、クリエイターの手を通さずに
すぐにAIで作れてしまうと思います。

上流に行くか否か

AI音楽を聞いていて感じたのは

・アレンジ能力のある人
・発想力のある人(エルレの曲をアヴリルに歌わせたい)
・AI等の技術に積極的に取り組める人

つまり、歌い手、曲の作り手としてではなく
全体のディレクション力、プロデュース力のある人じゃないと

音楽とか写真とか映像とかデザインとか限らず
厳しくなってくるよねって部分。

もちろんその人でなければ出せない声、作れない曲。
その人でなければ撮れない写真、撮れない映像。

その人でなければ描けないデザイン等々。

絶対的なオンリーワンがあれば良いですが

私を含め一般的なプレイヤーと言うのは
言葉は悪いですが、変わりは幾らでもいる上に

AIの方がミスしないから良いかもしれないって
とこに集約されていってしまう可能性が非常に高いわけです。

残念ではありますが。

ですので、今はプレイヤーとしての仕事をこなしていれば
ある程度は食えますが、後々、上流から仕事を出来るようにならないと
厳しいってことになってきてしまいます。
(こんなことは私がどうこう言えることでもありませんが…)

ことカメラマン界隈で言えば

ここを見据えてなのか、単純に受託の仕事が無くなっていく世代でもあるのか
ある一定年齢以上の方々が

受託メインの仕事スタイルから
Youtube等での発信スタイルに切り替えていっているのを

多くみかけます。

その是非をとやかく言うつもりは全くありませんが

受託としてのプレイヤーとして生きるより

写真家、機材レビュワー、写真講師等となり
自分自身をプロデュースし、コンテンツ等のディレクションを行っていく。

つまりそうゆう意味では上流からの
仕事の取り組みにしていっているのは

姿勢として見習うべき点なのかなとは感じています。

※ 個人的にはプレイヤーから降りたらカメラマンではないと思いますし
自分発信のコンテンツに切り替えていっても、現場が好きなカメラマンで居たいと思いますけどね。

纏まりがなくなってきたので…

あーだこーだ書いておいて、君の会社は今後一体どうしていくのか?

と問われると正直「分からない」になります。

ただ良くも悪くも現場が好きな人間でありまして

先述しました

” 撮影枚数とギャラが噛み合ってない、終日企業イベントのスナップ撮影 “

など。

スチールだけでなく、動画案件でも、この手のものは好きなので
ご依頼頂ければ、喜んでやっておりますし、今後も何なら積極的にやっていくと思います。

ただ編集段階でAIを使っていくのだろうと思います。

例えば

・セレクトの基準を膨大な量読ませて、自分で写真のボツ抜きをしなくてよくする
・クリップ(動画素材)をタイムラインに並べるだけで、一定レベルまでカット編集してくれるようにする

等々。

正直、今はまったく使ってませんが
ここら辺は近い未来、普通のワークフローになってる気もしますね。

あとは受託の仕事は個人的にやっていたいですが
極力、上流からプロジェクトに参画出来るよう

会社の体力、実力をあげていくことに
来年以降、注力していければと思っています。

纏まりがなくなってしまいましたので
今回は一旦このあたりで終わりにさせていただきますが

AIを憎むのではなく、AIに頼れるとこは頼って
自分のやるべきことに注力していくというになれれば良いのかもしれませんね。

ここまでお読み頂きありがとうございました。
またお会いいたしましょう。

PalmTrees 長坂

目次