[column] 会社が第4期に入っていた話。

こんにちは。
PalmTrees 長坂です。

お陰様で何かと忙しくさせて頂いており、このコラムの更新も
余裕で数ヶ月放置。極力、機材関係の記事も書いておきたいなと思いつつも

そちらもめでたく数ヶ月放置。

そして気付いたら、第三期も終わっており、税理士の先生に
「すいません!決算処理お願いします!」

と丸投げし、めでたく第四期目に入った会社。

それが株式会社PalmTreesであって、その代表が私(写真の人間)になります。

目次

お前の会社なんて3年も保たないよ

弊社は第四期に入りましたが、大人の事情で
一期目は数ヶ月で締めておりますので

実質、今年が第三期目となります。

「お前の会社なんて3年も保つわけないだろ!」

これは私が法人設立する、3,4年前くらいに言われたことです。

「お前は今後どうしていきたんだ?」
「法人化を考えております」

「はぁ!? お前の〜以下同文」

当時、今としては珍しく?ブラックなエージェンシーと言いますか
そうゆうとこにお世話になっていた時期がありました。

そこのことを、とやかく言うつもりは全くなく
むしろ育てて頂いたのに、あまり私は戦力にはなれなかったので

申し訳ない気持ちであるのですが

当時の私を振り返ると「3年も保たない」は確かになと思う部分でもありました。

一輪の花にはなれない

スター選手、スタープレイヤー。カメラマンの世界では
スターカメラマンと言うのでしょうか。

それともエースプレイヤー、エースカメラマンみたいな
言いかたの方が良いのかな。

私はそのどれでも全くなく、一輪の花どころか
むしろ雑草です。

そこら辺に居る、そこら辺のやつです。

つまり、そんな奴が法人化を考えてるなんて言っても
「はぁ!?」なのは至極、真っ当な反応であるわけです。

周りの力を借りれば良い

自分より写真が上手い人間。
自分より映像が上手い人間。

自分より仕事が出来、人間性の良い人間なんて
腐るほど居ます。本当に。

その人たちと敵として戦っていくより
その人たちと仲間として一緒に戦っていけば良い。

弊社は私の個人事業を法人にしていった会社ではありますが
一つ意識していたことは単純にスケールを上げること。

これ個人事業だと結構限界があったと言いますか

規模に関わらず、そもそもが法人としか取引しない(出来ない)企業など
実は結構あるのです。

なので、どうしても当時の私が受注出来る仕事というのは
川下の仕事が多かったかと思います。

自分の取り分なんて減らせばよい

法人にしてから真っ先に辞めたことの一つとして挙げられるのが
ワンオペです。

昔はと言うか、個人事業時代は
何でもワンオペでやるのがカッコいいと思ってました。

でもそれって結構間違いで
残念な言い方ですが、アシスタントすら使えない

または同業にすら手伝ってもらえないようだと
発展も成長もないと思います。

もちろん、潤沢な資金も、超高い予算で出来る仕事も
当時は無かったですし(今もあるわけではない!)

外部に依頼したら、その分、自分の取り分が減るだけなんです。
でもそれでも積極的に声をかけ、現場に一緒に入ってもらって
仕事を共にしてきました。

すると不思議なことに

個人でやる仕事ではなく、チームでやる仕事が
だんだんと増え、結果として意識せずとも、スケールが勝手に上がってました。

これは正直、運による部分もありますが
多少は私自身のマインドが変わっていった部分でもあったかと思います。

投資と言ったら烏滸がましいですが…

先述の通り、弊社は正直、自分一人で何とかなる現場でも
アシスタントで来てもらったり、カメラマンとして来てもらったりなどを
結構行ってます。

あとは予算ありきの仕事をしていますが
相場より若干高めに皆様にお渡ししてる時もあります。

これは、私自身がカメラマンなので、絶対にカメラマンを買い叩かないと
決めており、ある意味、自分の中での鉄の掟でもありますが

別の側面として、単純に協力いただいている方々への
感謝と、一種の投資という部分もあります。

例え、その方が多少足りてないにしても
機会と経験を作ってあげることが出来れば

必ず成長はしますし、それが見てとれた時は
こちらも嬉しいものでもあります。

そしてそのリターンは何倍にもなって
返ってきます。

スタッフは信じないって決めてるから

これはある同業他社の代表の方が言った言葉です。

今まで色んな苦労があったのだろうと思いますが
何とも淋しい言葉ですし、何とも虚しい人生だなと感じました。

自分の仕事を手伝ってくれてるスタッフを信用してないから
その方も信用されず、表面的な付き合いしかない。

私は友達はとんでもなく少ないですが
それでも仕事を通して出来た、信頼出来る仲間は居ます。

綺麗事でも、仲間は信じて仕事はしていたいですし
その方が私は楽しいです。

纏まらなくなったので…

そろそろ終わりにしますが
私は決してポジティブな人間ではないので

「売上規模◯◯な会社を作る!」

みたいなものは有りませんし
確実にそんなの今後も出てこないと思ってます。

先述の通り、カメラマンを買い叩かないとだけ
決めてるので、皆さんに十分な撮影料をお支払い出来るには
どうすれば良いかな?が行動指針の一番にきます。

正直、先方様よりスタッフを大事にしてる感も
否めないです。

ただ幸いなことに「長坂さんとこはスタッフの対応が良いよね」

と言って頂けることも多くありますので

結果として先方様のためになっているのかなと感じております。

まだまだヒヨッコの会社ですが
一段一段、丁寧に成長していければと思います。

ここまでお読み頂き有り難う御座いました。
またお会いいたしましょう。

PalmTrees 長坂

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