
こんにちは。
PalmTrees 長坂です。
今回は7年前のカメラ SONY α9(初期型) は未だにプロの現場で
使えるのかについて書かせて頂こうと思います。
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9年目の使い続けています。

いきなり答えですが「使える」ただしサブとして。
発売日が2017年5月26日となっておりますので
気付けば7年前のカメラとなってしまいましたが
実は全然今でも現役で使っておりますし
最近、シャッターユニット交換もしまして、まだまだ使う予定でもあります。
ただ最近のカメラと比べると若干の古さ、レスポンスの遅さなどは
感じますので、今後も使う場合は条件付きになる部分もあると思いますので
その辺りを書かせて頂こうと思います。
1.メカシャッター時の秒間が5コマである点
これは電子シャッター、メカシャッターのどちらを良く使うのかにもよりますが
メカシャッターを優先して使う方の場合は要注意になってくると思います。
α9は電子シャッター時は秒間20コマと謳ってますが
メカシャッターに切り替えた途端、5コマまで落ちます。
もちろんローリングシャッターであったり、フリッカーなどは
出にくいモデルになってますが、5コマ程度ですとインタビューカットですら
ストレスに感じる程です。
それこそ瞬きが多い人なんか、とてもこのカメラでは撮りたくありません。
2.書き込み速度、レスポンスが遅い
デュアルスロットになっておりますが、SLOT2がSDXC1となり
バックアップ記録で撮影してる場合、書き込みは正直遅いです。
あとはエンジンが現行の機種と比べると大変遅いので
フルフレーム⇔APS-Cの切り替えなど、撮影中に若干待たされることなどもあり
スポーツやイベント系の撮影時には、そこが結構なストレスとして
感じると思います。
3.防塵防滴が弱い
ここは大変メーカー的だなと感じる部分ですが
SONYのカメラは基本的に「防塵防滴に配慮している」との記載をし「防塵防滴である」とは記載しておりません。
ですので、多少の雨なら大丈夫ですが
大雨で使った場合などは、保証しませんよと言うニュアンスになるかと思われます。
それこそ、梅雨の時期や台風シーズンなど、外ロケやイベント時に、雨に見舞われることも多いと思いますし
実際に自分も、何回も雨にやられてますが、その中でも、やっぱりα9は雨に弱いなと感じます。
台風まではいかないにせよ、かなり強い雨の中でα7IIIを使っていた時は
全く壊れなかったのに、α9だと基盤交換になってしまったこともあり
個体差はあるにせよ、最新機種などと比べると
弱い部分になってくると思われます。
4.USB端子がMicro Type-Bである点
ここは気にならない方は全く気にならない部分かもしれません。
ですが、モバイルバッテリーで給電しながら使う方や、データ転送をカメラから行う方などの場合は
やっぱり気になる点になってくるかと思います。
特に出張が多い方など全機種Type-Cで済むならそれに越したことはありませんからね。
それでもあと3,4年は使い続けると思う。
先にネガティブな点を書かせて頂きましたが
それでもまだ3,4年は使うだろうと思っていますので
その辺りを書かせて頂きます。
1.運用上、電子シャッターがメインであるから
現在、メインカメラはα9II ×2台。サブカメラとしてα9×1台にて運用しておりますが
使用用途として、イベント撮影時の3台目のカメラとしての位置付けで使う事が多く
尚且つ、基本的には電子シャッターがメインのため
先述の秒間5コマのネガティブな部分も関係なく使用出来ております。
ストロボを使う撮影などの際はメインカメラのα9IIを使用すれば
良いだけですからね。
※ これはある意味、時代なのだと思いますが
企業イベントの際など、シャッター音消せますか?と言う
問い合わせが増えた印象があります。
実際、弊社でも電子シャッターでの撮影が問題なく
行える様に9シリーズで揃えておりますが
7系を使用していた時期は、フリッカーなど大変悩まされた部分がありました。
2.画素数、納品品質上、画質面での不満は全くないから
高画素機と言うのはどのメーカー、またどの世代のカメラマン(アマチュア含む)にも
人気ではありますが、弊社の仕事の特性上、1,200万画素程度あれば正直、十分な部分もあるので
高画素機を入れる気は今後もありません。
実はα7RIIIのみ数年使用しておりましたが
一度もフルの画素数を使用する事が無かったのと
あまりにもチャタリングを起こすカメラでしたので
数年で売却してしまいました。
画質は大変気に入っておりましたが
弊社の仕事領域にはあまり合っていなかったカメラでしたので。
SSDの運用、また現像速度的にも2,400万画素あたりは
大変扱い易く、負荷も少ないですからね。
3.第3世代のカメラを1台は残しておきたい(オールドレンズユーザーとして)
ここは好みの部分になります。
個人的な所感としまして
第3世代 → α9 / α7III
第4世代 → α9II
第5世代 → α1 (クリエイティブルック機種)
と分けた場合、CONTAX(通称ヤシコン)を装着した場合に
CarlZeiss らしさが一番出るのが第3世代だと思っております。
と言うか最近のクリエイティブルックが入った機種は
もちろん凄い綺麗ですし、映像で使う場合は大変良いです。
弊社では動画機としてFX30を導入してますが
その理由としてクリエイティブルックが使えるからと言うのがあり
それまでα7RIII にてログ撮影を行っておりましたが
FX30導入後(クリエティブルック以降)、ログでの撮影を行わなくなりました。
ですが、どうもこれがヤシコンとは合わないんです。
好みの部分で大変申し訳ないのですが
味付けが濃すぎて、ヤシコンのCarlZeissらしさが消えてしまっている。
ヤシコンのレンズは主にスチール撮影時に
50mm F1.7 / 85mm F1.4 を高頻度で使用しており
現行のAFレンズも所有してますが
割合としては 8:2 くらいの使用比率で
ヤシコンが圧倒的に多いです。
第4世代と位置付けしたα9II で使用した場合も
悪くはないんですが、どうもα9のセンサーの方がニュートラルなので
合うんですよね。
ここら辺は数値化しにくい
超主観的な部分になってしまうので
大変申し訳ない部分でもありますが…
まとめ
最終的に「ヤシコンのために残す」だけで終わってしまいそうではありますが
7年経過し、現行カメラと比べると
・レスポンスの遅さ
・メカシャッター時の秒間5コマ
・チャタリングが起きやすい
等、考慮する部分は確かにあるカメラですが
画質面(画素含む)においては、全く問題のないカメラであり
常に最新機種で撮りたい人などでないのであれば
今後もメーカー修理が可能な限り、使っていけるカメラだと思っております。
と言いますか、正直なことを書かせて頂けば
画質面ではα7IIなどでも仕事上は全く問題ありません。
レスポンスの悪さ、バッテリーライフの短さなどで
イベント撮影が多いカメラマンには不向きですが
ルポ系、インタビュー系、ポートレイト、プロフィール写真が
多い方などの場合でしたら全然大丈夫だと思います。
元も子もない話になってしまいますが
「弘法筆を選ばず」
なのだと思います。
特に仕事領域で言えば。
もちろん道具は大事ですが
道具に撮らされるのではなく、撮りたい画のために
道具(カメラ)を扱えるカメラマンでありたいなと思います。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
またお会いしましょう。
PalmTrees 長坂



